小柳隆郎
職業:総合清掃事業会社最高財務責任者 兼 WEBチーフディレクター
株式会社すかいらーく、株式会社KIREI produce、フリーランスグラフィックデザイナーを経て総合清掃事業会社でのWEB事業を担当。
現在は経営層の一人として加わり、清掃関係コラムを寄稿する事も精力的に行っている。
毎日仕事や家事に追われ、へとへとで帰宅した後のバスタイム。本来ならホッと一息つける癒しの時間のはずが、ふと目に入る壁の黒カビや鏡のウロコ汚れに、余計に疲れを感じていませんか。休日にカビ取り剤のツンとする匂いを我慢しながらゴシゴシこすったのに、パッキンの黒ずみが全く落ちなくて悔しい思いをした経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
市販の洗剤と限られた時間だけで、浴室の頑固な汚れを完璧に落とすのには限界があります。思い切ってプロの浴室クリーニングに任せてしまうと、見違えるほど空間が明るくなり、日々の掃除の負担も劇的に軽くなります。ここからは、プロに依頼するベストな時期や、初めてでも安心して任せられる業者選びのコツをお伝えしていきます。
目次
「お風呂の掃除って、いつ頼むのが一番いいんだろう?」と迷う方も多いかもしれません。実は、全員に共通する「たった一つの正解」があるわけではなく、カビを徹底的に無くしたいのか、それとも費用をできるだけ抑えたいのかによって、最適な依頼時期は変わってきます。
季節によって発生しやすい汚れの種類や、ハウスクリーニング業界の料金相場は大きく変動します。ご自身のライフスタイルや今の浴室の悩みに照らし合わせながら、一番納得のいくベストなタイミングを見つけていきましょう。
高温多湿になる梅雨の時期は、浴室内に黒カビが一気に繁殖しやすくなります。カビは見た目が不快なだけでなく、空気中に胞子が舞うことでアレルギーの原因になることもあり、家族の健康を考えると早めに手を打ちたいところです。
カビ対策を一番の目的にするなら、梅雨明けから夏前にかけての依頼が非常に効果的です。
| 時期の目安 | 発生しやすい汚れ | プロに頼むメリット |
|---|---|---|
| 6月〜7月頃 | 壁や目地に根を張る黒カビ、皮脂汚れ | 専用洗剤でカビを根絶やしにし、夏場以降の増殖を防げる |
プロの技術と強力な専用洗剤を使えば、パッキンの奥深くまで入り込んだカビの根をしっかり退治してくれます。この時期に一度リセットしておくことで、シャワーの回数が増える夏場も、清潔で気持ちの良い浴室を保ちやすくなるでしょう。
せっかくお金を払ってプロに頼むなら、少しでもお得に利用して損をしたくないと感じるのは当然のことです。費用対効果を重視する場合は、ハウスクリーニング業界の「閑散期」を狙うのがおすすめです。
ハウスクリーニングの専門情報サイト「おそうじパンダ」の調査によると、年末の大掃除シーズンや夏のエアコン予約が集中する時期を避けた「2〜3月」と「9〜10月」は、予約が落ち着く傾向にあります。この時期は業者が割引キャンペーンや早割を実施することが多く、通常よりも安い料金で質の高いサービスを受けられる可能性が高まります。
さらに、スケジュールに空きがあるため希望の日時で予約が取りやすく、作業にもゆとりを持ってもらえるという隠れたメリットもあります。急ぎの汚れでない場合は、少し待ってからこの時期に依頼するのも賢い選択です。
いざプロに頼もうと決めても、どの業者を選べばいいのか、当日はどんな風に進むのか、初めてだと不安がつきまといます。業者選びの際は、基本料金がホームページに分かりやすく明記されているか、そして実際の利用者の口コミがどうなっているかを必ず確認するようにしてください。
極端に安すぎる業者は、後から高額なオプションを追加されるケースもあるため、料金の内訳が透明なところを選ぶと安心です。
浴室クリーニングの基本料金には、壁や床、天井、浴槽、鏡、蛇口周りの水垢落としなどが含まれていることがほとんどです。ただし、浴槽の側面カバーを外して洗う「エプロン内部の高圧洗浄」や「換気扇の分解洗浄」はオプション扱いになる業者が多いため、どこまでやってもらいたいかを事前に決めておく必要があります。
私自身、初めてプロにエプロン内部を開けて見せてもらった時、普段見えない奥のほうに潜んでいたドロドロのヘドロ汚れに少し驚いてしまいました。見えない部分のニオイや汚れが気になるなら、オプションをつけて徹底的に綺麗にしてもらう価値は十分にあります。
当日の作業時間は、汚れの具合やオプションの有無によって変わりますが、およそ2〜3時間が目安です。業者がスムーズに作業できるよう、シャンプーボトルや洗面器、子供のおもちゃなどは、あらかじめ浴室の外に出しておくと良いでしょう。ずっと立ち会う必要はなく、作業の最初と最後の仕上がり確認のタイミングだけで問題ありません。
プロの手でピカピカに生まれ変わったお風呂を見ると、この状態をずっと維持したいと心から思うはずです。ハウスクリーニングなどのサービス比較サイト「ユアマイスター」の情報によると、浴室の汚れの蓄積を防ぐためには、年1〜2回の頻度で定期的にプロへ依頼するのが理想的とされています。
とはいえ、次のクリーニングまで何もしなくていいわけではありません。日々のちょっとした工夫で、カビや水垢の発生をグッと遅らせることができます。
お風呂から上がる前に、壁や床に冷水シャワーをかけて浴室内の温度を下げ、そのあとに換気扇をしっかり回して湿気を追い出してみてください。
これなら忙しい毎日でも数秒で実践でき、週末に少しだけ床をブラシでこする程度で清潔さを保てます。頑固な汚れはプロに任せ、毎日の簡単なケアで、心からリラックスできる快適なバスタイムを手に入れましょう。