風呂釜の汚れは放置はNG！掃除をしたことない人におすすめしたい風呂釜掃除

「風呂釜の掃除をしたことがない」「掃除が必要なのか分からない」という方は要注意です。風呂釜は目に見えない場所に汚れが溜まりやすく、放置すると衛生面や健康リスクが高まります。本記事では、風呂釜掃除の重要性、汚れの原因や放置するリスク、そして効果的な掃除方法について詳しく解説します。プロの業者に依頼するべきか迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

風呂釜掃除をせずに放置するリスク

風呂釜の掃除を怠ると、見えない場所に汚れが蓄積し、様々な問題を引き起こします。ここでは、風呂釜を放置した場合に考えられるリスクについて、衛生面、設備への影響、健康リスクの3つの観点から詳しく解説します。

衛生面でのリスク

風呂釜に汚れが溜まると、雑菌が繁殖しやすくなります。特にレジオネラ菌や大腸菌などの有害な細菌が繁殖するリスクが高まります。これらの細菌は、風呂の湯を通じて体内に侵入する可能性があり、免疫力が低い人や高齢者、子供に健康被害を引き起こすことがあります。風呂釜掃除を定期的に行うことで、こうした細菌の繁殖を防ぎ、安心して入浴を楽しむことができます。

設備へのダメージ

風呂釜の内部に水垢やカルシウムが蓄積すると、配管が詰まりやすくなり、風呂釜自体の性能低下を引き起こします。特に古いタイプの風呂釜では、配管が劣化しやすくなるため、掃除を怠ると修理費用が高額になるケースもあります。定期的な掃除は、設備の寿命を延ばし、長期的なコスト削減にもつながります。

健康リスク

風呂釜の汚れによって発生する雑菌やカビが、アレルギー反応や喘息を引き起こす原因になることがあります。特に、風呂釜の内部にカビが生えると、入浴中にカビの胞子を吸い込むリスクがあり、呼吸器系に悪影響を及ぼす可能性があります。健康リスクを避けるためにも、風呂釜の掃除は定期的に行うことが重要です。

風呂釜が汚れる原因

風呂釜の汚れは日常的な入浴習慣によって徐々に蓄積します。汚れの原因にはいくつかの要因があり、それぞれが風呂釜内部で異なる影響を及ぼします。ここでは、水垢や皮脂汚れ、入浴剤、一晩置いたお湯の4つの主要な原因について詳しく説明します。

水垢

水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが、風呂釜内部に付着して硬い水垢になります。水垢は見た目には目立ちにくいものの、時間が経つにつれて硬化し、簡単には落とせなくなります。これが配管の詰まりを引き起こし、風呂釜の効率を低下させる要因となるのです。

皮脂の汚れ

入浴中に落ちる皮脂や汗も、風呂釜の汚れの原因です。皮脂は風呂のお湯に溶け込みやすく、長時間放置されると配管内部に付着してしまいます。特に、複数人が同じお湯を使う家庭では、皮脂の汚れが蓄積しやすく、掃除の必要性が高まります。

入浴剤

入浴剤はリラックス効果や香りを楽しむために使われますが、その成分が風呂釜の内部に残ることがあります。特に、油分を含む入浴剤は配管にこびりつきやすく、他の汚れと混ざることで頑固な汚れに変わることがあります。入浴剤を使用する際は、掃除を怠らないことが大切です。

一晩置いたお湯

一晩置いたお湯を再利用することは、風呂釜の汚れを悪化させる原因になります。温かいお湯の中では雑菌が繁殖しやすく、使用後すぐに掃除を行わないと、風呂釜内部に菌が残る可能性があります。特に気温が高い季節には、菌の繁殖スピードが速まるため、こまめな掃除が推奨されます。

すぐにでも風呂釜掃除が必要！汚れのサインは？

風呂釜の汚れを見逃さないために、以下のようなサインをチェックしましょう。
・お湯に異臭がする
・お湯の色が透明ではなく濁っている
・風呂釜から出るお湯の温度が安定しない
・配管から異音がする
これらのサインが見られたら、風呂釜の掃除をすぐに検討するべきです。

風呂釜の掃除方法

掃除を始める前に、風呂釜の種類を確認しましょう。風呂釜には1つ穴タイプと2つ穴タイプがあり、それぞれ適切な掃除方法が異なります。適切な方法で掃除を行わないと、風呂釜の故障や劣化を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

1つ穴タイプの掃除方法

1つ穴タイプの風呂釜は、比較的簡単に掃除ができます。市販の風呂釜専用洗剤を使用し、お湯を張った状態で洗剤を入れて数時間循環させるだけで、内部の汚れが除去されます。その後、お湯を排水し、再度水を循環させて洗剤の残留成分をしっかりと洗い流しましょう。

2つ穴タイプの掃除方法

2つ穴タイプは、配管の内部をしっかり掃除する必要があります。専用のブラシや洗浄器具を使って、配管内部を丁寧にこすり洗いすることで、汚れを除去します。また、洗浄剤を使用する場合は、風呂釜の指示に従い、十分にすすぎを行うことが重要です。

安全に掃除を進めたいなら業者への依頼も

風呂釜掃除を安全に確実に行いたい場合は、プロの業者に依頼するのも一つの方法です。業者は専用の機材や洗浄剤を使用して、風呂釜の内部を徹底的に清掃します。また、普段の掃除では取り切れない奥深い部分の汚れも除去するため、風呂釜の性能を維持することができます。

まとめ

風呂釜の汚れは放置すると衛生面や健康リスク、設備へのダメージを引き起こす可能性があり、定期的な掃除が欠かせません。汚れの原因としては、水垢、入浴剤、皮脂、一晩置いたお湯などが挙げられ、それぞれが風呂釜の汚れを引き起こします。風呂釜の種類に応じた掃除方法を理解し、正しい手順で定期的に掃除を行いましょう。自力での掃除が難しい場合や徹底的な清掃を希望する場合は、専門業者への依頼も検討してみてください。定期的なメンテナンスで清潔な浴室環境を維持し、快適な入浴を楽しみましょう。

この記事を書いた人

小柳隆郎

職業：総合清掃事業会社最高財務責任者 兼 WEBチーフディレクター

株式会社すかいらーく、株式会社KIREI produce、フリーランスグラフィックデザイナーを経て総合清掃事業会社でのWEB事業を担当。
現在は経営層の一人として加わり、清掃関係コラムを寄稿する事も精力的に行っている。