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エアコンの効きが悪い原因と対策-自分でできるメンテナンスとプロに頼むべき時

エアコンの効きが悪くなる原因は様々ありますが、中にはフィルター掃除など自分で解決できるものもあれば、エアコンクリーニングや冷媒ガス補充などプロの手を借りる必要がある場合も出てくるでしょう。原因と対策を知っておくことで、快適な冷暖房環境を得ることができます。

エアコンの効きが悪い?考えられる原因と対策

エアコンの効きが悪いと感じる時、当然いくつかの原因が考えられます。それぞれの問題に対して適切な対策を取ることで、エアコンの性能を取り戻すことができるでしょう。ここでは、エアコンの効きが悪い時に考えられる原因と、その対策について詳しく説明します。

フィルターの汚れ

エアコンの効きが悪い原因として最も多いのが、フィルターの汚れです。フィルターにホコリや汚れが溜まると、エアコン内部の空気の循環が悪くなり、冷房や暖房の効きが落ちます。そのため定期的にフィルターを掃除することが重要です。2週間に1回程度、掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いをしましょう。水洗いをする際は、フィルターを完全に乾かしてからエアコンに戻すようにしてください。

エアコンの性能が部屋の広さに合っていない

エアコンの性能が部屋の広さに見合っていないと、十分な冷暖房ができません。部屋が広すぎる場合、設定温度まで冷えたり暖まったりするのに時間がかかります。部屋の広さに合った能力のエアコンを選ぶことが大切です。エアコンの適用畳数は、カタログやメーカーのWebサイトで確認できます。一般的に、木造住宅は鉄筋住宅に比べて断熱性が低いため、同じ広さでもより大きな能力のエアコンが必要とされます。

外気温が高すぎる

真夏の猛暑日など、外気温が非常に高い日は、エアコンの冷房効果が下がることがあります。エアコンは、室内の空気を冷媒で冷やした後、熱を室外機から外に逃がすことで部屋を冷やしますが、外気温が高いと熱の放出がスムーズにいかず、冷房効率が落ちるのです。日中の暑い時間帯はカーテンを閉めて直射日光を遮ったり、室外機に日よけを設置したりすることで、室外機周辺の温度上昇を防ぎましょう。グリーンカーテンを設置するのも効果的です。

運転の設定が間違っている

冷房なのに温度設定が高すぎたり、暖房なのに設定温度が低すぎたりすると、エアコンは設定温度に達するまで運転を続けるため、効きが悪いように感じられます。温度設定が適切かどうかを確認しましょう。目安としては、冷房は26〜28℃、暖房は18〜20℃が省エネにもなります。また、風量や風向きの設定も、お好みに合わせて調整してください。

エアコンの前に障害物がある

エアコンの前に大きな家具やカーテンなどの障害物があると、冷気や暖気がスムーズに広がらず、部屋全体が冷えたり暖まったりしにくくなります。エアコンの前には障害物を置かず、50cm程度のスペースを空けるようにしましょう。どうしても障害物を置かざるを得ない場合は、サーキュレーターを併用して、部屋の空気を循環させるのが効果的です。

室外機の周りに障害物がある

室外機の周りに物を置いていると、熱の放出が妨げられ、エアコンの効きが悪くなります。室外機の周囲は風通しをよくし、壁や柵から20〜30cm以上離して設置するのがベストです。周りに植木鉢や物干し竿などを置いている場合は、取り除くようにしましょう。テキスト

故障している

エアコンの電源が入らない、運転ランプが点滅するなど、明らかに故障が疑われる症状がある場合は、自分で対処するのは難しいでしょう。メーカーのサポートセンターや信頼できる修理業者に点検・修理を依頼するのがよいでしょう。費用はかかりますが、専門家でないと原因の特定が難しいこともあります。

エアコンの寿命

エアコンの寿命は、一般的に10年前後と言われています。古いエアコンは故障のリスクが高まるだけでなく、最新機種に比べて消費電力が大きく、電気代もかさみます。10年を目安にエアコンの買い替えを検討しましょう。最新のエアコンは省エネ性能が高く、快適性も向上しています。長年使っていると効きが悪くなるのは自然なことですから、買い替えで快適な冷暖房を手に入れるのもおすすめです。

エアコンの効きを良くするために自分でできる対策

エアコンの効きが悪い時は、自分でできる簡単な対策を試してみるのも一つの方法です。ここでは、エアコンの効きを良くするために自分でできる対策を2つ紹介します。

エアコンの再起動

エアコンを長時間連続で使用していると、内部の機械が一時的に冷えすぎたり、熱くなりすぎたりすることがあります。これが原因でエアコンの効きが悪くなっている可能性があります。
そんな時は、一旦エアコンの電源を切って、10分ほど時間を置いてから再起動してみましょう。これにより、エアコン内部の温度が安定し、再び正常な運転ができるようになることがあります。
ただし、頻繁に再起動が必要な場合は、エアコン自体に何らかの問題がある可能性が高いので、専門家に点検を依頼することをおすすめします。

室外機・エアコンの掃除

エアコンの効きが悪い原因の一つに、室外機やエアコン本体の汚れがあります。特に室外機は、外気に直接触れているため、ホコリや汚れが溜まりやすくなっています。
室外機の吸気口や排気口が汚れていると、熱交換がスムーズに行われず、エアコンの冷暖房効率が下がってしまいます。また、エアコン本体内部にホコリが溜まると、内部の熱交換器の効率が下がり、同様にエアコンの効きが悪くなります。
そのため定期的に掃除を行う必要があります。室外機は、柔らかいブラシなどを使って、吸気口や排気口のホコリを取り除きましょう。その際、室外機の内部にある熱交換器のフィンを曲げないように注意してください。
エアコン本体内部の掃除は、フィルターを取り外して掃除機で吸い取るだけでも効果があります。ただし、内部の熱交換器まで掃除するのは難しいので、定期的に専門家によるクリーニングを依頼することをおすすめします。

エアコンの効きを良くするためにプロに依頼したい対策

自分でできるエアコンのメンテナンスには限界があります。特に、エアコン内部の汚れが原因で効きが悪くなっている場合や、冷媒ガスの不足が疑われる場合は、プロの力を借りるのが賢明です。ここでは、エアコンの効きを良くするためにプロに依頼したい対策を2つ紹介します。

クリーニング

エアコンを長期間使用していると、内部にカビや汚れが溜まり、冷暖房効率が下がるだけでなく、悪臭の原因にもなります。特に、熱交換器は直接空気に触れる部分なので、汚れが溜まりやすく、エアコンの効きに大きな影響を与えます。
このような内部の汚れを取り除くには、専門家によるエアコンクリーニングが効果的です。エアコンクリーニングでは、エアコンを分解し、内部の汚れを高圧洗浄機や専用の洗剤を使って徹底的に洗浄します。
自分でエアコン内部を掃除するのは難しく、また、不適切な方法で分解したり洗浄したりすると、エアコンを傷めてしまう恐れがあります。エアコンクリーニングは、専門の知識と技術を持ったプロに任せるのが安全で確実です。
定期的なエアコンクリーニングを行うことで、エアコンの効きが改善されるだけでなく、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、清潔で健康的な空気を保つことができます。

冷媒ガスの充填

エアコンの冷房・暖房は、冷媒ガスが熱を運ぶことで実現しています。しかし、経年劣化などによって冷媒ガスが徐々に減少すると、エアコンの効きが悪くなります。
冷媒ガスが不足している場合、エアコンは設定温度に到達するまでに時間がかかるようになり、また、十分な冷暖房効果が得られなくなります。冷媒ガスの補充が必要な状態で使い続けると、コンプレッサーに負担がかかり、故障の原因にもなります。
冷媒ガスの補充は、専門の資格を持った技術者でないと行うことができません。ガス漏れなどの危険性もあるため、素人が手を出すのは厳禁です。
エアコンの効きが悪いと感じたら、まずは専門家に点検を依頼し、冷媒ガスの量を確認してもらいましょう。必要に応じて、適切な量の冷媒ガスを充填してもらうことで、エアコンの効きが改善されます。

まとめ

エアコンの効きが悪いと感じたら、まずは自分でできる対策を試してみましょう。フィルターの掃除、エアコンの再起動、室外機周りの掃除などを行うことで、効きが改善する場合があります。しかし、これらの方法で解決しない場合は、エアコンクリーニングや冷媒ガスの充填といった、専門家の助けを借りることをおすすめします。エアコンは快適な生活に欠かせない家電なので、定期的なメンテナンスを行い、適切な使用方法を心がけることが大切です。

この記事を書いた人
この記事を書いた人

小柳隆郎

職業:総合清掃事業会社最高財務責任者 兼 WEBチーフディレクター

株式会社すかいらーく、株式会社KIREI produce、フリーランスグラフィックデザイナーを経て総合清掃事業会社でのWEB事業を担当。
現在は経営層の一人として加わり、清掃関係コラムを寄稿する事も精力的に行っている。

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