コラム

洗濯物の嫌なニオイの正体とニオイを消す洗濯機のお手入れ方法

暖かい日が目に見えて増え、そろそろ衣替えの季節が近づく2022年の日本。
春を過ぎ、暖かくなるのは嬉しいことですが、時には初夏の陽気となる日もあり、昼夜の寒暖差もあって、服装がなかなか難しい季節でもあります。
寒さ対策に少し厚着で出かけたら、どっこい昼間は気温が高く、軽く汗ばんでしまう、なんてこともこの時期ならではのあるあるですよね。
そしてその汗をかいた服から、なんとも言えない嫌なニオイがして軽く焦る、という経験のある方も多いかと思います。
汗をかいた後や、湿度が高い日に洋服から漂うあの独特の嫌なニオイの正体はなんなのでしょうか?
実はあの悪臭の正体は、洗濯物についた雑菌が発しているニオイだといわれています。
今回の記事では、洗濯物の嫌なニオイの正体についてと、洗濯物のニオイを消す洗濯機のお手入れ方法についてご紹介したいと思います。

洗濯物ニオイ別!原因となる雑菌の種類

洗濯物からする悪臭の正体は、洗濯物に付着した雑菌です。これらの雑菌が、汗をかいたり湿度のある環境に行くと活発に繁殖を開始することで、あの独特の嫌なニオイがし始めます。

悪臭の元となる菌は複数種類おり、原因となる菌の種類によって、洗濯物からするニオイが違います。

①雑巾のようなニオイ ーマイコバクテリウム

洗濯物から洗っていない雑巾のような生臭いニオイがする場合は、マイコバクテリウムという雑菌が原因となっています。マイコバクテリウムは洗濯物に含まれる皮脂や汗などをエサに、湿度の高い25〜50℃ほどの環境下で爆発的に増殖します。
雑巾のようなニオイの原因は、マイコバクテリウムがつくり出す硫黄化合物という物質です。

マイコバクテリウムは、風通しが悪く湿度やエサが豊富に存在する、洗濯槽の裏などを好みます。梅雨~夏場までの特に湿度が高い季節は、マイコバクテリウムの活動も非常に活発になりますので、梅雨時の洗濯物が臭くなるのはこの雑菌が原因であることがほとんどのようです。

②カビくさい ーカビ菌

洗濯物から、ツンと鼻をつくようなカビ臭いニオイがした場合は、洗濯物に付着したカビ菌が原因となっています。カビもマイコバクテリウムと同様、人の皮脂や汗などの有機物をエサとし、湿度60%以上、室温25℃以上で最も活動が活発になります。
家の中に存在するカビには、クロカビ、アオカビなど複数種おり、コウジカビなどのカビがクロカビのエサとなるなど、カビがカビを呼ぶこともある非常に厄介な菌です。

また、カビは成長すると集合体となり、目に見えるほど大きなコロニーを形成することもよく知られています。
洗濯物に付着したカビは、放置すると洗濯物にシミを残してしまうこともあるので、洗濯物からカビ臭いニオイがする場合は、しっかりと洗濯物を殺菌することが肝要です。

③部屋ぼしのニオイ ーモラクセラ菌

洗濯物から生乾きのようなニオイがする場合の原因は、モラクセラ菌という雑菌です。モラクセラ菌は非常にありふれた菌で、私たちの周りの環境にも当たり前に存在しています。
モラクセラ菌は非常に生命力のある菌で、温度20〜40℃、湿度60%以上で増殖し、洗剤による洗濯や紫外線などでは殺菌することができません。
したがって、一度洗濯物にモラクセラ菌が繁殖してしまうと、取り除くのは非常に困難です。
どれだけ洗濯しても服の嫌なニオイが取れない、という場合は、モラクセラ菌の存在が疑われます。

洗濯物のニオイを取るには!洗濯槽のお手入れ方法

洗濯物からする嫌なニオイの原因は、さまざまな雑菌であることが先ほどの項でわかりました。
これらの悪臭の原因菌の多くは、洗濯槽の裏側など、人の目が届かず風通しの悪い環境を好みます。
洗濯物の嫌なニオイが取れなくて困っている、という方は、ご家庭の洗濯槽が汚れている可能性がありますので、ぜひこの機会にお手入れされることをおススメします。

①酸素系漂白剤で綺麗にする

洗濯機は家電製品ですので、洗濯槽を分解してお掃除するのはご家庭では非常に難しいと言わざるを得ません。
なので、洗濯槽をお掃除する場合は、洗濯機に水を溜めてその水に洗剤を溶かし、つけ置きをするという方法で対応しましょう。

酸素系漂白剤は洗浄力が高く、また塩素洗剤ほど毒性が強くない洗剤ですので、日常的な洗濯槽のお手入れには酸素系漂白剤を使用されることをオススメします。

洗濯機に酸素系漂白剤をスプーン一杯投入し、「槽洗浄コース」で5分程度運転したら、水を張った状態のまま4時間ほど放置しましょう。
長く洗剤をつけ置きすることで、洗剤と汚れが十分に反応し、洗濯槽から汚れが剥がれ落ちて浮いてきます。
浮いてきたゴミは、不要なネットなどで掬って捨てましょう。

②塩素系漂白剤で徹底的に殺菌する

酸素系漂白剤で洗濯槽を洗浄しても、洗濯物のにおいが取れない、という場合は、塩素系漂白剤でお掃除しましょう。
塩素は非常に強力な殺菌力を誇り、ほとんどの菌に効果があります。
「カビキラー」「ハイター」などの有名なカビ除去剤の主成分も塩素です。

塩素系漂白剤をキャップ一杯洗濯機に投入したら、先程の酸素系漂白剤を使ったお手入れ方法と同様の方法でつけ置きをしましょう。

ただし、塩素系漂白剤は毒性が強く、取り扱いには注意が必要です。
特に、酸性の洗剤と混ざると発生する「塩素ガス」は、人が吸入すると命に関わることもありますので、絶対に塩素洗剤と酸性洗剤は同時に使用しないようにしましょう。
また、塩素系漂白剤は漂白効果も強く、衣類などに付着すると色落ちしてしまうこともあります。繰り返しになりますが、取り扱いには十分注意しましょう。

③いっそ洗濯槽を取り外して丸洗いする

何をやっても洗濯物のニオイが取れない!という方にオススメしたいのが、弊社の提供する洗濯槽分解クリーニングサービスです。
洗濯槽分解クリーニングは、読んで字のごとく洗濯機から洗濯槽を取り外し、本体と洗濯槽両方を専用洗剤と人の手で徹底的に丸洗いするサービスです。
洗濯槽の裏側は、人の目の届かない死角であり、ご家庭の環境によっては、洗剤などをつけおきする日常的なお手入れでは完全に綺麗にすることができないほど、カビなどの雑菌が繁殖してしまっている場合があります。

洗濯槽分解クリーニングは、そんなお手入れの難しい洗濯槽を、工具を使って洗濯機から完全に取り外し、分解できる部品は全て分解して、一つ一つ丁寧に洗浄・殺菌いたします。

洗濯槽分解クリーニングをご利用になったお客様からは
「あれだけ悩んでいた洗濯物のニオイが完全に消えた」
「子どもにアレルギーがあるので綺麗にしてもらえて安心」
「洗濯物のニオイだけでなく、繊維クズなどのゴミがつくことも無くなった」
「洗濯槽の裏側があんなに汚れていたなんて…。恐ろしくてたまりませんでした。新品のように綺麗にしてもらえてありがたいです」
といった喜びの声を多数いただいております!

まとめ

・洗濯物のニオイの原因は、洗濯物に付着した雑菌によるもの
・雑巾のようなニオイの原因菌はマイコバクテリウム
・カビ臭いニオイの原因菌はカビ菌
・生乾きのニオイの原因菌はモラクセラ菌
・洗濯物のニオイの原因菌は洗濯槽の裏側など、人の目につかないところに潜んでいる
・洗濯槽のお手入れには、酸素系漂白剤や塩素系漂白剤をつけおきする方法がオススメ
・それでも取れないニオイには…。ワクモルの洗濯槽分解クリーニング


いかがでしたか?
洗濯物に付着しているニオイの原因菌は、どれも生命力が強く、完全に除菌するには時間と手間がとてもかかります。
洗濯機を洗ってもニオイが取れない、という方は、根気よく洗濯槽のお掃除を続けてみてください。
それでもダメな場合は、一度私どもへご相談を!
ご家庭の洗濯機を、プロの手で徹底洗浄・除菌させていただきます。

総合クリーニングの i.so-ji(アイソウジ)
みなさまに繰り返しご利用いただいております。

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